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繋がる死生観①藤井風さんの曲『帰ろう』を聴いて

 

今、一番ときめくアーティスト♪

『藤井風さん』

 

ファーストアルバムの全曲を、ご自身で作詞作曲されてて…

中でも、『帰ろう』という楽曲は、死生観がテーマとして描かれています。

 

曲のサビのメロディと『帰ろう~』という言葉は、上から降りてきたそうです…。

 

23歳という若さで、『死生観』をテーマにした曲を、まさに風のように自然に心に届けてくれています。

 

デリケートでタブー視されがちですが、個人的にはとっても大切なテーマだと感じています。

いや、私にとって、いつも心のどこかにあり、意識のいくテーマです。

  

 

歌詞はあの世へ旅立つ人の視点で書かれてて…

とても深く、聞く人によって、響くフレーズ・受けとめは様々と思います。

 

私は、『最初から何も持ってない』という部分を聴きながら…

そうだ、自分自身は、肉体でも心でもなく、魂だった。

 

そうっだった!

(あの世へ)旅立つ時には、何も持っていけないし、最初から何も持っていなかった。

 

人生の体験の中でおった傷もあるけど、気づいたら自分から許そう

笑顔であの世へ旅立てるように…

 

物質的なものたけではなく、経験で得たことや感謝など

与えられるものは全て与えて、軽くなってあの世へ還ろう…

 

その為に、今をどう生きるか…

 

日々の生活の中で、自分なりに考えてみよう…

 

そのようなメッセージが、優しく伝わってきました。

 

爽やかな風と帰ろう…

優しい雨と帰ろう…

という部分からは、循環する死生観を感じます。

 

『死は終わりではない』ということも。

 

私も、人の命も大きな自然の命のリズムの一部のように感じています。

 

素敵な曲を世に送り出してくれて、風さん、ありがとう。

 

  

今、コロナ渦の感染拡大の影響で、健康管理はもちろん、自分なりの死生観を持つことの大切さを改めて実感しています。

 

多くの著名な方々が、『死と向き合うことは、今を生きる「生」を輝かせることに繋がるといわれてるように…

 

死と向き合うことは様々なことを教えてくれます。

 

私自身、患者さんや大切な友人・家族の死を通して、何とも言い難い不安や淋しさを味わった時に、『死とはいったい何だろう』『死に対する不安や恐怖・淋しさ』を和らげる何かはないだうか?と、死生観について深く向き合ったことがあります。

  

そして、日ごろから自分が納得のいく『繋がる死生観をもつこと』『現代風の形で介護~看取りに参加すること』が、

死への恐怖や不安・別れの寂しさを少しでも和らげることに繋がるのではないかと考えるようになりました。

 

そう感じるようになった死生観や思いを、何回かに分けてブログで綴っていこうと思います。

 

 

風さんの曲を聴きながら、そのような気持ちが湧きあがってきました。

10年くらい前にまとめた内容の一部に、今の気持ちや考えも織り交ぜていく予定です。

 

同じようなテーマに関心のる方・悩んでいる方の少しでも何かのお役にたてたら幸いです。

 

あまり興味がないな…という方も、いつかは必ず体験するテーマです。

良かったら、ぜひ読んでみてくださいませ。

 

関連シリーズ 

繋がる死生観②『死って何?』日本人の死生観から考える